第4章 既存通信設備

4.3  INS

ISDNの各接続インターフェースとS、T、R点




基本インターフェース
ISDNのメタリック加入者線に適用するインターフェースで、2B+Dのチャンネルを持つ
電話局の交換機から伸びるISDN回線は、保安器を経由してアナログ回線と同じ2線のメタルケーブルで引き込まれている。網終端装置は二段に入れられNT1/NT2(網終端装置1/2)と区別されている。
NT1は第1層のDSUであり、NT2は第1〜3層で構内交換機(PBX)などが該当する。NT1の交換局側を "U点" または "LI点" といい、加入者側を "T点" という。更にNT2の加入者側を "S点" というが、一般家庭にNT2があることは稀なので、S点もT点も同一のインターフェースであることから、合わせてS/T点と呼ぶ。

NT1は第1層のDSUであり、NT2は第1〜3層で構内交換機(PBX)などが該当する。NT1の交換局側を "U点" または "LI点" といい、加入者側を "T点" という。更にNT2の加入者側を "S点" というが、一般家庭にNT2があることは稀なので、S点もT点も同一のインターフェースであることから、合わせてS/T点と呼ぶ。

S点にはTAやG4 FAXなどのISDN装置が最大8台接続でき、モデムやアナログ電話機などはTAの加入者側の "R点" に接続される。



ISDN:統合サービス・ディジタルネットワーク

基本インターフェース:BRI
一次群速度インターフェース:PRI

BRI(Basic Rate Interface)
ISNのUNITのひとつであり、通信チャンネルが2B+Dで構成されている。  Bとは、64Kbpsデータ速度、Dは16kbpsである。 Bはデータ転送速度であり。Dは制御パケット通信に利用される。 (UNIT:ユーザー網インターフェース)

PRI(Primary Rte Interface)
ISDNのUNIであり、BRIに対して高速であるので、高速UNIと言われている。 また、デジタル伝送システムのチャンネル多重化規則であるデジタルハイアラーキーの一次群速度に相当する為に、一次群速度インターフェースと呼ばれる。
一次群速度とは、日本と北米では1.5Mbps、ヨーロッパでは2Mbps。1.5Mbpsでk順と成る通信チャンネルは23B+Dで構成され、利用者は利用目的によって、このUNIの帯域を複数のチャンネルに分割して使う。 Bチャンネル、Dチャンネルとも1チャンネル当たり6kbpsのデータ速度である。 更に、384kbpsのH0チャンネル、1.5MbpsH11チャンネル、2MbpsのH12チャンネルも標準として規定されている。














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